JSP(JavaServer Pages)は、Javaによるサーバサイド・スクリプティングを実現するための技術で、HTML内にJavaのコードを埋め込むことで、動的にWebページを生成することができます。

JSPの特徴は以下の通りです。

JSPファイルは、Pageディレクティブ、スクリプトレット、スクリプト式、JSPコメント、HTMLコードなどの要素（領域）で構成されます。

Pageディレクティブは、JSPページの設定を行うための指示文です。ページのMIMEタイプを指定したり、外部のファイルやクラスを読込んだりするときに使用します。記述方法は、開始は<%@ page で終了は %> です。

スクリプトレットはJSPページ内でJavaのコードを埋め込む領域です。スクリプトレット内で宣言された変数はリクエストごとに初期化されます。記述方法は、<% Javaコード %> の形式で記述します。

スクリプト式は変数やメソッドの戻り値を出力するために使用されます。記述方法は、<%＝ Javaコード %> の形式で記述します。
スクリプト式で異なる型の値を演算する場合は、型変換が必要になる場合があります。数値型と文字列型の演算では数値型に変換され、文字列型と論理型の演算では論理型に変換されます。

JSPファイル内にはJSPコメント、Javaコメント、HTMLコメントの３種類のコメントを記述できます。
JSPコメントは、レンダリング時に削除されるため、ブラウザ上では表示されません。記述方法は、<%-- JSPコメント --%> の形式で記述します。
スクレプトレット内のコメントはJava文法に沿った// Javaコメント または、/* Javaコメント */ の形式で記述します。