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クエリの作成2
テーブルから必要なデータだけを取り出して、フォームやレポートで利用するクエリを作成していきます。
クエリの作成2（Q新規顧客情報の追加）
新規顧客情報を入力できるフォームを後から作成します。まず、そのための顧客情報を集めたクエリを作成します。
① デザインビューでクエリを作成します。[作成]タブを選択し、[その他]-[クエリデザイン]ボタンをクリックします。
テーブルは「顧客テーブル」だけを追加します。[テーブルの表示]ウィンドウは閉じます。
② すべてのフィールドをデザイングリッドに追加します。
フィールドリストのタイトルをダブルクリックすると、すべてのフィールドが選択されます。デザイングリッドまでドラッグして、すべてのフィールドを追加します。
③ データシートビューに切り替えて、すべてのレコードが表示されていることを確認します。
④ 「Q新規顧客情報の追加」という名前を付けて保存します。
次の操作のためにクエリは閉じます。
クエリの作成3（Q新規売上データの追加）
新規の売上データを追加するフォームを作成するため、その基となるクエリを作成します。
① [作成]タブを選択し、[その他]-[クエリデザイン]ボタンをクリックします。
[売上テーブル]、[売上詳細テーブル]、[商品テーブル]のフィールドリストを追加します。
各フィールドリストから、以下のフィールドを順にデザイングリッドに追加します。
| テーブル名 | フィールド名 |
| 売上テーブル | 顧客ID |
| 売上テーブル | 社員ID |
| 売上テーブル | 売上日 |
| 売上テーブル | 発注書番号 |
| 売上テーブル | 消費税率 |
| 売上詳細テーブル | 売上NO |
| 売上詳細テーブル | 商品ID |
| 売上詳細テーブル | 数量 |
| 商品テーブル | 単価 |
| 売上詳細テーブル | 割引率 |
② データシートビューに切り替えて、表示を確認します。
③ 一旦、名前を付けて保存します。F12キーを押して、「Q新規売上データの追加」と入力して、保存します。
④ 数量と単価、そして割引率から各レコードの金額を表示できるように、「金額」フィールドを作成します。
※ 金額フィールドの追加のページを参考にしてください。
デザインビューに切り替えて、金額フィールドを追加し、以下の内容をフィールド行に入力します。
金額: IIf(IsNull([割引率]),[単価]*[数量],Round([単価]*[数量]*(1-[割引率])))
⑤ データシートビューに切り替えて、金額表示を確認します。
演算フィールド
クエリのデザイングリッド内で、フィールドを利用して計算式を組み立てることができます。次のような書式となります。
フィールド名：計算式
フィールド名には、見出しとする名前を任意で指定できます。計算式には、四則演算、関数などを使用します。
ただし、計算記号や関数名は半角英数で入力します。また、フィールド名と計算式の間の「：（コロン）」も、半角で入力します。
【半角入力の意味】
半角入力とは、日本語入力OFFの状態が基本です。日本語入力ONの状態で半角入力も可能ですが、これは日本語が有効となった状態なので、記号や数値などは日本語として解釈されますので、計算結果がエラーとなります。日本語以外を入力する時は、日本語入力をOFFにした直接入力モードで記号や数値を入力してください。