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PowerPoint

PowerPointの基本操作

リストの作成

プレゼンテーションは、短時間の決められた中で聞き手(リスナー)に理解を得る必要があります。長い文章をスライドに入れてしまうと、それを読んでもらう時間が必要であり、またその間は発表者の声に耳を傾けていないことになります。
スライドで表現する文字は、短い語句や単語を使い、その具体的な内容を発表者が述べることで、円滑にコミュニケーション(発表者と聞き手の間)が取れます。
スライド内の文書はリスト(箇条書き)形式で表現することで、情報を項目ごとにまとめられ、内容が理解しやすくなります。
リストを作成する場合は、リスト用のスライドのレイアウトを使うと便利です。

①  メニュー[書式]をクリックして、[スライドのレイアウト]を選択します。

②  作業ウィンドウが[スライドのレイアウト]となります。[テキストのレイアウト]から[タイトルとテキスト]をクリックします。

③  スライドがリスト用のプレースホルダーが表示されます。

④  プレースホルダーの中でクリックして、「プレゼンテーションとは」と入力します。

⑤  Enterキーを押して改行します。次の箇条書きとなります。「聞き手」、そして「読み手」と入力します。

⑥  Enterキーを押して、改行をします。4つ目の箇条書きの書き始まりのところで、TABキーを押します。そして、「発表者」と入力してEnterキーを押し、「プレゼンター」と入力します。

箇条書きのレベルが下がります。これは、「読み手」の中にさらに箇条書きとして「発表者」、「プレゼンター」と表現しています。もし、レベルを上げるのであれば、Shiftキーを押しながらTABキーを押します。

行頭文字の変更

リスト(箇条書き)の先頭は記号などを付加して1つの文章であることを意識させます。この記号を「行頭文字」と呼びます。番号であれば、「段落番号」と呼びます。
これら行頭文字や段落番号を変更したい時は、[箇条書きと段落番号]ダイアログボックスで設定を行います。

①  リストのプレースホルダーを選択して、メニュー[書式]から[箇条書きと段落番号]をクリックします。

②  [箇条書きと段落番号]ダイアログボックスが表示されます。任意の記号を選択して、サイズを「60」、色は任意の色を選択します。[OK]ボタンをクリックします。

③  行頭文字が変更されます。

行頭文字は、その他の記号や図を利用してカスタマイズできます。また、後からデザインのテンプレートを反映させると、そのデザインで付けられている行頭文字に置き換えられます。

リストでの改行

通常、リストは一行に書き終える文章になりますが、時に2行、3行目に他の内容を加えたい時があります。リスト内で改行を行う場合は、Shiftキーを押したままでEnterキーを押します。

①  2行目の「聞き手」の右側にカーソルを移動させます。

②  Shiftキーを押したままの状態でEnterキーを押します。
行頭文字が付加しないで次の行にカーソルが移動します。

③  「(リスナーとも呼ぶ)」と入力します。

文章の内容を考慮して、聞き手に分かりやすい文章を構成させたリストを作成します。

表の作成

表(テーブル)は視覚的効果の大きい素材です。すっきりしたスライド作成には欠かせませんが、作成手順はWordの表作成と同様ですので、Wordに慣れている人であれば、違和感なく作れます。
また、パワーポイントには、簡単に表を作成できるコンテンツ用のプレースホルダーが用意されていますので、初心者の方のみならず、これを使われることをお勧めします。
スライドの2枚目に表を作成します。

①  作業ウィンドウの[スライドのレイアウト]内の[コンテンツのレイアウト]から[コンテンツ]をクリックします。
コンテンツ用のプレースホルダーに置き換わります。

②  [表の挿入]アイコンをクリックします。

③  [表の挿入]ダイアログボックスが表示されます。列数は「2」、行数は「4」と入力して、[OK]ボタンをクリックします。

④   表が挿入され、左上にカーソルが点滅します。また、[罫線]ツールバーが表示されることも確認できます。
図を参考に文字を入力します。

セルの結合と削除

表内のマス目のことを「セル」と呼びます。複数のセルを結合したり、不要な行や列を削除することで、表をアレンジすることができます。
一行目は、この表のタイトルとするために2つのセルを結合します。

①  1行目の2列を選択します。

②  右クリックして、一覧から「セルの結合」をクリックします。

③  セルが結合されます。

④  次に、4行目は不要ですので、削除します。4行目を選択して、右クリックします。一覧から「行の削除」をクリックします。

⑤  行が削除され、3行の表になります。

表のサイズを調整

表全体のサイズを調整します。表が選択されていると周囲にハンドルが表示されます。ハンドルをドラッグすることで表全体のサイズを調整できます。
ここでは、表のサイズを小さくします。

①  右下のハンドルをポイントして左上にドラッグします。

②  表を中央に配置するために、枠の上をポイントして、ドラッグします。

③  表全体とスライドのバランスを考えて、配置します。

セル内の文字配置

表内に入力された文字は、初期状態ではセルの左上に表示されます。タイトルはセルの中央、その他の文字は左中央に配置して、見やすいようにします。

①  1行目のセルを選択して、ツールバーの[中央揃え]をクリックして、水平方向の中央に文字を配置します。

②  さらに[罫線]ツールバーの[上下中央揃え]ボタンをクリックします。

③  2行目と3行目を選択して、[罫線]ツールバーの[上下中央揃え]ボタンをクリックします。

文字の配置は、見やすさに大きく影響します。また、表現する内容によって配置を変えることで、内容の違いを識別することができます。

塗りつぶしでアクセント

表の場合、単に文字だけを入れただけでは見難い場面が多いです。できるだけセルに色を付けて分かりやすくします。タイトルのセルには、濃い色をつけて、その他のセルは任意の色を付けてアクセントをつけます。

①  1行目を選択して、[罫線]ツールバーの[塗りつぶしの色]の▼ボタンをクリックして任意の色を付けます。

②  2行目、3行目も任意の色を付けます。

塗りつぶしの色(セルの色)が濃い色だと文字が読みにくくなるので、反対色となる「白」に変更して、太字を設定するとタイトルらしく表現できます。

【PowerPointの基本操作】