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IT系ラーニング_技術要素

システム設計(ソフトウェア詳細設計)

内部設計に基づいて、実際にコンピュータ上に実現するプロセスです。
慣習的にプログラミングといいますが、データベースの作成やハードウェアの設置なども含みます。
大部分は開発者の任務ですが、データの整備など利用者が行う業務もあります。

モジュールの設計

システム開発のプログラミング工程において、個々のモジュールの内部構造を設計すること。

モジュールの設計

ソフトウェア方式設計で分割したコンポーネントを、モジュールまで分割するのが、モジュールの設計です。

モジュールの分割手法

データの流れに着目したモジュール分割
STS分割 データの入力処理(Source)、データの変換処理(Transform)、データの出力処理(Sink)の3種類のモジュールに分割してモジュールの構造化を行う。
TR分割 データの種類により実行する処理(トランザクション)が決まるような場合に、トランザクションの種類ごとにモジュール分割を行う技法。
共通機能分割 プログラムにおいて、個々の機能で共通する処理を独立したモジュールとするモジュール分割手法。
データの構造に着目したモジュール分割
ジャクソン法 基本、連続、繰り返し、選択の4つの図式を用いて、データ構造とプログラム構造を階層化する。
ワーニエ法 入出力データの構造に着目して、データが「いつ、どこで、何回」使われるかをもとに、順次・選択・繰り返しの制御構造でプログラムを展開する。

モジュールの分割基準

モジュールを分割するときは、モジュール同士の関係を重視し、モジュールの独立性を高くするように考慮します。分割基準には、モジュールの強度、モジュールの結合度などがあります。

モジュール強度
モジュールを構成する各要素同士の関連性の強さを7段階で評価。
強度が強いほど、関連する要素同士が分散せずにまとまっています。
モジュール間結合度
モジュール間の関連性の強さを6段階で評価。
結合度が弱いほどモジュールの独立性が高まります。
モジュール同士が強く結びつく「内容結合」、「共通結合」、「外部結合」は、保守や部品化、再利用を阻害する大きな要因となります。モジュール分割に当たっては、結合度が弱い「スタンプ結合」や「データ結合」を目指すべきであると言えます。
モジュールの分割基準

【システム設計(ソフトウェア詳細設計)】