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PowerPoint

PowerPointの基本操作

図形の作成

パワーポイントのみならずOffice製品には、多種の図形が用意されています。新しいバージョンでは、デザインも多彩なものが追加されてカスタマイズの範囲が広くなりました。
ここでは、丸の図形とブロック矢印を描き、書式なども付けていきます。

図形を描画

丸の図形を描きますが、真丸い円にします。

①  [図形描画]ツールバーの「楕円」ボタンをクリックします。

②  マウスポインタの形が十字になるので、Shiftキーを押したままでドラッグします。

※Shiftキーを押した状態でドラッグすると、真円が描けます。また、四角形であれば正方形が描けます。

描かれた図形の周りに○印が表示されます。これを「ハンドル」と呼びます。このハンドルが表示されている時は、その図形が選択されていることを意味します。

③  次にブロック矢印を作成します。[図形描画]ツールバーの[オートシェイプ]ボタンをクリックして、[ブロック矢印]-[右矢印]を選択します。

④  スライドの上でドラッグして、矢印を描きます。場所やサイズは任意で操作します。

右向きのブロック矢印が描かれます。

図形の書式

図形を描くと初期状態では、薄い青色の塗りつぶしの書式が設定されます。これらをアレンジして、アクセントのある図形にします。

■塗りつぶしの色を変更(単色)

丸の図形の塗りつぶしの色を緑色に変更します。

①  丸の図形を選択して、[図形描画]ツールバーの[塗りつぶしの色]ボタンの▼をクリックします。

②  [強調色と表示済みハイパーリンクの色に合わせる]の緑色を選択します。

③  塗りつぶしの色が変更されます。

パワーポイントで扱う色は、スライドのデザインによってある程度決められた色が選べるようになっています。デザインによって、表示される色は変化しますが、自分の思った色を付けたいのであれば、[その他の色]から任意の色を指定できます。

■塗りつぶしの色を変更(グラデーション)

パワーポイントでは、人の目に訴える効果も大事な要素になります。単なる色であれば、目立ちにくいですが、グラデーション効果を付けると柔らかい表現ができたり、デザイン性を向上させる利点が期待できます。
ブロック矢印にグラデーションを設定します。

①  ブロック矢印を選択して、[図形描画]ツールバーの[塗りつぶしの色]ボタンの▼をクリックし、[塗りつぶし効果]を選択します。

②  [塗りつぶし効果]ダイアログボックスが表示されます。[グラデーション]タブを選択し、[色]は「2色」を選択します。

③  [色1]、[色2]に任意の色を設定します。

④  [グラデーションの種類]は「縦」を選択して、[バリエーション]は左上を選択します。右端にサンプルが表示されますので、確認して[OK]ボタンをクリックします。

⑤  ブロック矢印にグラデーションが設定されます。

矢印などにグラデーションを設定すると、図形に動きがあるように見せることができます。図形の種類によっては、色の付け方で単なる図形以上の効果を生み出すことができます。

■線の種類を変更

図形の輪郭を表現しているものは「線」です。線をなくしたり、線の種類を点線などにすると、また一味変わった図形にすることができます。
丸の図形は線をなくして、ブロック矢印は「点線」に変更します。

①  丸の図形を選択して、[図形描画]ツールバーの[線の色]ボタンをクリックします。

②  「線なし」を選択します。

③  丸の図形の輪郭の線が消えます。

④  ブロック矢印を選択して、[図形描画]ツールバーの[実線/点線スタイル]ボタンをクリックして、「点線(丸)」をクリックします。

⑤  ブロック矢印の輪郭の線が点線になり、少し柔らかい印象となります。

「線」の太さを変更したい時は、[図形描画]ツールバーの[線のスタイル]をクリックします。

図形に文字を入力

図形の中に文字を入力することができます。丸い図形の中に「発見!」という文字を表示させます。

①  丸い図形の上で右クリックして、一覧から[テキストの追加]をクリックします。

②  カーソルが点滅しますので、「発見!」と入力します。

③  丸い図形の外でクリックして、確定します。

図形の中の文字の書式を付けるには、テキストボックスに書式を付けた操作と同じ方法でできます。文字に色を付ける時は、図形に設定されている塗りつぶしの色との相性を考慮して付けることが大事です。

オブジェクトの削除

文字作成の時に利用したテキストボックス、図形作成で利用したオートシェイプは、スライド内容を作るためのパーツです。これらパーツを「オブジェクト」と呼びますが、削除する場合はオブジェクトを選択して、Deleteキーを押します。
作り間違えたり、不要になったオブジェクトをまとめて削除する場合は、以下のような操作を行います。
ここでは、3つのオブジェクトをまとめて削除します。

①  最初のオブジェクトを選択します。この時、枠が網線の状態であることを確認します。

②  2つ目以降は、Shiftキーを押しながらクリックして選択していきます。

③  3つとも選択されたらDeleteキーをクリックします。

複数のオブジェクトをまとめて選択する方法には、ドラッグする方法もあります。
選択したいオブジェクトをすべて覆うようにドラッグすることで、ドラッグした範囲内のオブジェクトは選択されます。

また、スライド内のすべてのオブジェクトを選択するのであれば、Ctrlキー+Aキーですべてのオブジェクトを選択することができます。

【PowerPointの基本操作】