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IT系ラーニング_技術要素

圧縮の仕組み

(1) ラン・レングス法

ラン・レングス法は、「同じデータが何個並んでいるか」を数えて、その数をデータとして記録する圧縮方式です。
たとえば「AAAAAAAAAA」というデータは、「A×10」として表現できるわけです。

画像は同じ色の点が連続していることが多いため、ラン・レングス法での圧縮が効果的で、ファクシミリでも利用されています。

(2) ハフマン法

ハフマン法は、「出現頻度が高いデータほど短いコードを与える」ことで圧縮を行います。
たとえば英文の文字列情報は、各文字を8ビットの文字コードに置き換えて記録するので、全体のデータ量は8ビット×文字数となります。

しかし、一般の英文では"e"の文字が全体の10%以上もある一方、"z"は0.01%未満です。
そこで、"e"を"101"といった3ビットのコードで表し、"z"は"1111111111111111"といった長いコードで表して、全体で情報量を削減します。

ハフマン法

【圧縮の仕組み】