Webサイトとは、俗にいうホームページのことで、インターネットを通じて情報を閲覧・活用できるものです。自分の知っている知識や技術を、世間の方に紹介したい、または買って欲しいと願うなら、自分自身でWebサイト(ホームページ)を作れば実現できます。
では、Webサイトを作るにはどのようなものが必要かというと、パソコン、テキストエディタ、グラフィックソフト、コーディング知識、スタイルシート知識、Webプログラミング等などです。
以下のような使い方になります。
- パソコン:パソコンでWebサイトを作りますので、これは必須です。
- テキストエディタ:Webサイトの内容(中身)を記述するためのソフト。
- グラフィックソフト:Webサイトに飾る写真やイラストを作成・加工するためのソフト。
- HTML言語の知識:Webサイトを作るためにはHTML言語を習得する必要があります。
- スタイルシート(CSS)の知識:WebサイトのレイアウトやデザインのためにはCSSを習得する必要があります。
- Webプログラミング:動的Webサイトを作るためにはプログラムを覚える必要があります。
テキストエディタは、テキスト形式のソフトのことで、Windowsでは「メモ帳」、Macでは「Simple Text」が付属しておりますので、これを購入することはありません。また、Webサイトを作成するためのフリーソフトもありますので、そのような作りやすいソフトをダウンロードすることもお勧めします。
グラフィックソフトは、写真やイラスト、ボタン、ロゴ、バナーなどの画像を作成・加工するソフトです。Webサイトを華やかに飾りたい、人の目を引きたいと思うのであれば、グラフィックソフトを使って表現したいものを作成することになります。Adobe PhotoShop、Illustratorなどは代表的なもので、多くのWeb制作会社では使われています。しかし、高額なために個人の方が購入するには思い止まってしまいます。こちらもフリーソフトもいろいろとあるようです。
ここまでが揃えておく道具になります。
Webサイトを一つの小説だとします。小説を書くには原稿用紙と鉛筆が必要です。原稿用紙がテキストエディタで、鉛筆がキーボードです。また小説の中に挿絵を入れることで、趣を表現できます。その挿絵を作るのがグラフィックソフトです。小説を書くには机が入ります。その机がパソコンだと想像してみてください。大体のWebサイト制作の概要が理解できるのではないでしょうか。
あとは、Webサイトを作るための知識です。ここでは、Webサイトを構築するためのHTML言語と、デザインのためのスタイルシートを紹介いたします。Webサイトをインターネットブラウザ上で表現できるようにするには、HTML、CSS、JavaScript等を使ってテキストエディタに記述していきます。この記述を「コーディング」といいます。つまり、ここで紹介することは、コーディング講座であるとも言えます。
コーディングのためのソフトもあります。DreamWeaverは代表的なWebコーディングソフトですので、HTML言語を知らなくても、ワープロソフトみたいな感覚で文字を打つだけで、自動的にコーディングをしてくれます。しかし、それだけでは、思い描いた表現はできません。柔軟性を持った表現力を行うならば、HTML言語の習得は必須です。プロであるならば、このHTML言語の習得は言うまでもなく、不具合などがあった場合、十分に対応できるようにしておくことも重要です。
Webプログラミングは、動的コンテンツを作成するときに記述します。閲覧者からの情報を受け取ったり、Webサイト内に表示できるようにし、閲覧者の操作でWebページに動きを与えることができます。例えば、お問い合わせフォーム、アンケート、ショッピングカート、アクセスカウンタ、スライドショーなどをWeb内に提供できます。こちらは、JavaScript、PHP、Perlなどの言語を習得することになりますので、関心のある方はそれらを勉強されることをお勧めします。
以上が、簡単なWebサイト制作の概要です。基本はコーディングです。コーディングの知識を一つでもクリアされて、ご自分のWebサイトの制作の完成を期待しております。
【はじめに】