Excel Ver2021以降、Microsoft 365からデータを効率的に並べ替えるためのSORT関数とSORTBY関数が搭載されています。

SORT関数は、範囲または配列の内容を並べ替えます。書式は以下の通りです。

「配列」: 並べ替え対象のデータを指定します。必須です。
「並べ替えインデックス」: 並べ替えのキーとなる列（または行）を指定します。
「並べ替え順序」: 昇順（1）または降順（-1）を指定します。
「並べ替え基準」： 行方向（縦方向）か列方向（横方向）で並べ替えるかを指定します。

SORTBY関数は、準配列の値に基づいて範囲または配列を並べ替えます。書式は以下の通りです。

「配列」：並べ替えする範囲または配列を指定します。
「並べ替え基準列1」：並べ替えのキーとなる別の範囲または配列を指定します。
「並べ替え順序1」：1を指定すれば昇順、-1を指定すれば降順に並べ替えます。省略したら昇順。。

引数の配列と並べ替え基準列１は必須です。並べ替え順序１は省略できます。複数の基準で並べ替える場合は、並べ替え基準列と並べ替え順序を１セットで設定します。
例えば「=SORTBY(B3:C6, B3:B6, 1, C3:C6, -1)」であれば、基準列１のB列を昇順で、同じ値であれば基準列２のC列で降順で並べ替えます。

SORT関数は単純な並び替えに適していて、SORTBY関数は複数のキーで並べ替えたり、別の範囲を基準に並べ替えたりする場合に適しています。