JIS(日本工業規格)でも、プログラムの構文を規定するためにBNF記法に基づいた表記法です。
BNF記法では、下表に示した記号を使い、やはり「○○とは△△である」というスタイルで文法を定義します。
記号 | 意味 |
---|---|
「変数名」 | 「メタ変数」を表す |
::= | 「左辺とは右辺である」を表す |
| | 「または」を表す |
<数値>::=<数字列>|<符号><数字列>|<数字列>,<数字列>|<数字列>
<数字列>::=<数字>|<数字列><数字>
<数字>::=0|1|2|3|4|5|6|7|8|9
<符号>::=+|-
例として図に10進数の数値データの構文をBNF記法で定義した。「::=」は「とは」というように代用すると理解できます。
0~9の数字と+と-の符号を組み合わせることで、123や-456、3.14といった数値を表現しています。
BNF記法に対応する視覚的表現が、構文図式です。
構文図式では、概念を四角、文字記号を丸、つながりの規則を矢印で表します。