INDIRECT関数は、文字列をセル参照に変換して、そのセルの値を参照する関数です。通常、セル参照は直接入力しますが、INDIRECT関数を使うと、セル参照を別のセルに入力したり、変数に格納したりして、動的に参照することができます。書式は以下の通りです。
「参照文字列」: セル参照を表す文字列を指定します。必須です。
「参照形式」:セル参照の形式を指定します。省略すると、A1形式となります。
※参照形式には他にR1C1形式があり、常にコピー&ペーストで相対を維持します。また、VBAでセルを表現する場合は、R1C1形式の方が簡潔で分かりやすくなります。
INDIRECT関数は、参照文字列が正しくセル参照を表していない場合、エラー値「#REF!」が返されます。また、計算処理速度が遅くなる可能性があります。
定義した名前をINDIRECT関数の引数に指定すると参照先のセル、またはセル範囲を動的に切り替えることができます。