アルゴリズムとプログラミング
データ構造(リスト)
リスト
リストは要素が順番に並んだデータ構造。
リスト(list)とは、次のデータの格納位置をポインタと呼ばれる領域で表すデータ構造です。
リストの特徴:
- サイズは固定ではなく、データの大きさに柔軟に対応できます。
- ポインタの付け替えだけで並び替えが可能です。
- データの挿入や削除を行っても、他のデータを動かす必要がありません。
- 線形リスト
- 線形リストは一般に配列と呼ばれる構造。
各要素は隣り同士に格納され、各要素は先頭からの位置(添え字)で識別。
- 双方向リスト
- 2つのポインタを付けることで、両方からの探索を可能にしたリスト。
- 環状リスト
- リストの末尾のデータのポインタに先頭のデータのアドレスを格納することで、再び先頭からの探索を可能にした連結リスト。
リスト(スタック)
スタックは、後に入れたデータが先に取り出されます。
スタックにデータを入れることをPush(プッシュ)、データを取り出すことをPop(ポップ)といいます。
キュー
キューは、先に入れたデータが先に取り出されます。
キューにデータを入れることをEnqueue(エンキュー)、データを取り出すことをDequeue(デキュー)といいます。