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コンピュータシステム


コンピュータの構成

装置 機能
入力装置 コンピュータの理解できるデータの形(デジタル)にして、主記憶装置(メインメモリ)にデータを入力するために使用する装置。
文字・数字を入力するキーボードや、画面上の位置情報を入力するマウスなどが代表例です。
出力装置 主記憶装置のデータ(デジタル)を人間の理解できる形(アナログ)に変換して出力(表示・印刷・音声など)します。
ディスプレイプリンタが代表例です。
制御装置 入力されたプログラムを1つづつ取り出し解釈して、他の装置に命令を出す装置です。
演算装置 プログラム内の命令に従い演算(各種の計算「四則計算や論理演算、大小比較など」)を行います。
パソコンでは、制御装置と合わせて2つの装置が1つのLSIチップに一体として組み込まれていて、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)と呼ばれます。
記憶装置 プログラムやデータを記憶します。主記憶装置(メインメモリ)と補助記憶装置があります。
主記憶装置は、CPU(処理装置)との間で直接、プログラムのやりとり(アクセス)を行うための装置です。CPUが使うデータは、補助記憶装置や入力装置から主記憶装置に読み込まれ、一時的に記憶されてからCPUからの要求に合わせてCPUに渡されます。また、CPUが使用したプログラムやデータ・演算結果は、主記憶装置を経由し補助記憶装置や出力装置に送られます。補助記憶装置と比較するとアクセス速度は高速ですが、記憶容量は小さく、電源が遮断されると記憶されていたデータは消滅してしまう性質(揮発性)があります。
補助記憶装置(外部記憶装置)は、CPUで扱うデータやプログラムなどを保存しておく装置です。アクセス速度は、主記憶装置と比較するとかなり低速ですが、記憶容量が非常に大きく、電源が遮断されてもデータが消滅することがありません(不揮発性)。フロッピーディスクやハードディスク、MOディスクなどがその代表です。
コンピュータの構成(5大装置)

例えば、キーボードから入力された「2 + 3 =」を処理するプログラムは、下のような仕組みで動作します。

コンピュータの構成(5大装置)