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IFS関数にチャレンジ!

Excelはバージョンアップする度に新しい関数が定義されます。ver.2016から利用できるIFS関数を紹介します。

条件分岐をシンプルにしたIFS関数

IFS関数はExcel 2016バージョンに搭載された新しい関数です。今までIF関数を使って複数条件で分岐処理を行っていましたが、IFS関数によってシンプルに描くことができるようになりました。

IFS関数の書式

=IFS(論理式1, 真の場合1, 論理式2, 真の場合2, ... , 論理式127, 真の場合127)

IFS関数は1つ以上の条件が満たされているかどうかをチェックして、最初の真(TRUE)となる論理式に対応する「真の場合の値」を返します。最大127個の条件(論理式)を引数として書けます。

動画では、A列の点数によって段階的に評価される式を作成しています。もし、今までのIF関数を使うのであれば以下のような数式になります。
=IF(A2<50,"NG",IF(A2<70,"OK",IF(A2<90,"GOOD",IF(A2>=90,"GREAT"))))

IF関数の数式をIFS関数で書き直すと以下のような数式になります。
=IFS(A2<50,"NG",A2<70,"OK",A2<90,"GOOD",A2>=90,"GREAT")

ただ、どちらも関数も欠点があります。それはA列の点数が空白であれば、”NG”と表示されることです。なので一般的には空白の時は空白にするという回避策をとります。
=IFS(A2="","",A2<50,"NG",A2<70,"OK",A2<90,"GOOD",A2>=90,"GREAT")