契約タイプ | 説明 |
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定額契約(一括契約) | システム開発に関するすべての業務(要件定義から納品まで)を契約時に見積もった期間と費用で行う方式。 締結時点で「価格」が決まっている契約のことで、納入者は見積もりしかしていないし、発注者は欲しいものの条件しか言っていない。だから納入者のコストリスクは最大となる契約。 |
実費償還契約 | 開発にかかった実際のコストに納入側の利益相当分を加えた金額を、発注者が支払う契約。 実コストに納入者の利益分を加えた金額が「価格」となる契約のことなので、「かかった分だけいただきます、プラスアルファももらいます」という契約。発注者が最大のコストリスクを負う。 |
タイム・アンド・マテリアル契約(T&M契約) | 設定した単価に、依頼業務にかかった時間を掛け合わせた額を支払う契約。いわゆる単価契約だと考えればよい。単価は明確に決めてあるが、トータルでどれぐらいの量になるかは不明であることに注意。 |
開発期間10ヶ月、開発工数200人月のプロジェクトを計画する。次の配分表を前提とすると、ピーク時の要員は何人か。各工程の開始から終了までの人数は変わらないものとする。
人月とは「人数×月」を意味し、プロジェクトに投入する人員と、月で表した一人あたりのプロジェクト従事期間の積を表す。
1人で1ヶ月かかる仕事の量が1人月である。10人で6ヶ月かかれば60人月、100人で半月かかれば50人月となる。
開発期間10ヶ月なので、期間配分の10%が1ヶ月になる。また、開発工数200人月なので、工数配分の0.5%が1人月になる。これから、各工程の必要人数を求める。
よって、ピーク時の要員は設計工程の22人である。