配列数式は、複数の値(配列)を一度に操作して、一括して結果を求められる数式です。この配列数式を使用すると、複数の中間数式を作成する代わりに、単一の数式で複雑な計算を行うこともできます。
配列数式のポイントは、複数のセルの値を一度に計算できるため、最初に計算したいセルをすべて選択してから数式を入力します。
また、配列数式は入力確定する時に、CtrlとShiftキーを押しながらEnterキーを押す必要があります。つまり、「Ctrl + Shift + Enter」キーのショートカットキーで確定します。
配列数式の結果は、{}で囲まれた数式になります。この配列数式を編集する時は、配列数式のセルをすべて選択してから行います。そして、編集後に再度「Ctrl + Shift +
Enter」キーで確定します。
「Ctrl + Shift + Enter」キーで確定するので、「CSE数式」とも呼ばれます。
Excel 2021以降、およびMicrosoft 365では、「スピル機能」が採用されています。このスピル機能は「動的配列数式」と呼ばれ、確定時の「Ctrl + Shift + Enter」キーは不要で、単にEnterキーで複数の結果が表示されます。